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Miles ahead マイルス・デイヴィス空白の5年間☆☆☆

 昨夜、急に思い立って、Miles aheadを見てきた!久しぶりのミニシアター系で。宮城県に暮らし始めてから、このチネラヴィータは初めてだったかもしれない。
 昔、大学生だった頃、よく仙台駅東口の近くにあった、ミニシアターの劇場に映画を見にきていたのだ。そのころは、なんという映画館の名前だったか???ちょっと忘れてしまった。

 とにかく、今回、その映画館の狭さとか、天井の低さとか、トイレの狭い感じとか、なんだか、なつかしく、もしかして、あの20数年前によく通っていたシアターを、そのまま移したんだじゃないか??って、記憶の錯覚があったほど、懐かしかった。

 映画も、マイルス・デイヴィスが活動を停止していた5年間の様子が物語なっていた。何か、もどかしさと同時に、音に対してのこだわりと、繊細さと強さのようなものを感じて。
 マイルスの様子をみて、やっぱり、作品をつくるっていうのは、頭で考えてるのではないんだなと。きっと、ある瞬間に、ビビビビッと降りてくるものなんだなーと。それを、ずっと待っている、ずっとずっと待っていて、そのころの彼には、その先に行けなかった。。。その5年だったんだと。

 マイルス・ディヴィスは、私の中学・高校生時代に、ちょこちょこ聴いていて、一度、聴いてみたいと思っていた。高3のとき、大学受験が受かったら、次は、マイルスを生で聴く!とおもっていたので、新聞で彼の死のニュースがあったとき、非常にがっくりきたのであった。
 
 それから、あんまり、マイルス・デイヴィスの音楽は聴いていないかもしれない。久しぶりに、映画の中で、マイルスのトランペットの音を聴いて、やっぱり、すごい存在感のある音なんだなーと。

 そして、マイルスのようなスペシャルな人でも、ある種の負のスパイラルから逃れられなくなったときに、それを救ったのは、彼を尊敬する若者のストレートな想いだったりして、なんか、そこも、すごくよかった。想いは通じる!という感じで。

 想像したような暮らしぶりであったが、あのテーブに対する思いの強さは、やっぱり音!が命だったんだね。なかなか、ああいう生き方はなかなか、、、ですね。

 

by okibondg2 | 2017-01-10 21:51 | 映画でうふふ | Comments(0)  

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